ダイエットにリバウンドはつきもの?
ダイエットにリバウンドはつきものなのでしょうか。
停滞期の真っ最中にダイエットをやめるとリバウンドしやすいという理由はどこにあるのでしょう。
もともと体に備わっている防御反応、生命維持装置が働くためです。
そのため、厳しい状況にさらされた時に備えて、人の体には特別な防衛機構があります。
リバウンドや停滞期については、ダイエットという異常事態から体を守るために起きます。
遭難者が、わずかな食料で何日間も生き抜き奇跡の生還を果たすというニュースを耳にしたことがあるかと思います。
身体の生命維持装置が働いたおかげとも言えます。
ダイエットをしている人は遭難者と同じような体内環境になっていると考えられます。
ダイエットを行うと、体に入ってくるエネルギー量が減ります。
おのずと体がエネルギーをあまり使わないようにしようとします。
エネルギーの消費量が少なくなるだけでなく、摂ったエネルギーを普段以上に摂り込もうとし始めます。
少しでも多くのエネルギーを貯め込みたいという状態にある時に、急にダイエットを中断してこれまで通りに食べると、体脂肪はどんどん増えていきます。
リバウンドの仕組みとは、体の防衛反応によるものといえます。
停滞期やリバウンドはダイエットの敵ですが、体の仕組みからすればごく当然なことです。
ダイエット前にリバウンドが起きないような方策を考えながら食事を減らしたり運動量を増やすことによって、ダイエットを順調に進めることができるでしょう。